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2015年12月

2015年12月24日 (木)

「子供」x「アプリ」x「広告」

今年もリレーの選手として何か書いてくださいと言われて、「情報セキュリティ論」の講義の話を書こうと思ったら、お題があって「子供」x「アプリ」x「α」となっていたので、αは広告にしました。そうスマホアプリの下や突然出てくる広告です。
情報メディア学科の一員としてゼミも含めて週6コマが義務とかで、また教える人がいなくなったということもあって新規の講義が3つあったので、準備期間を取りたいのでその3つは全部後期に回してもらいました。その一つが広告メディア概論です。あとは「データベース概論」と「情報と職業」。それぞれに攻め方が違うので広告に関してはジュンク堂でざっと本を見回したらちょうど良い教科書があって、それを前半のベースにして、後半はネット広告的な、おそらく得意だろう思うことで攻めることにしました。ネット広告だとスマホアプリの下や突然全面に現れる広告がありますね。
毎日、Facebookで友達から出る役に立つURLを5から多い時は10ぐらいを日々保存しているのですが、その中に新しい広告として、DMPやDSP/RTBの本があってさっそくこれらも買ってみました。これからの広告はみなさんめがけて攻めてくる、それはテレビ、パソコン、タブレット、そしてスマホの4スクリーンだとあって、いや面白いなあと頭の方だけ読んでみました。スマホのiPhoneの方はCocoa勉強会にもたまに出ていて、たまたま宴席の横にいた北村真二さんに、最近の流行りのゲームは聞いたら「マンボウ」ですと言われてさっそくインストール。まあ単純で面白いのですがよく見るとアプリの下や、たまに全面アプリ広告が出ます。
これは講義にも使えるなあというわけで、この仕組みを北村さんに解説してもらいました。結構面白いプロフィットモデルなので、「情報と職業」の講義でもゲストスピーカを3名呼んだときに、その一人として北村さんにiPhoneアプリ作成者で個人事業主ということで話をしてもらいました。事前に質問も用意していたので講義の後半は私との掛け合いになりました。学生も使っているアプリの開発者の生の声というので興味深々で聞いてもらえました。アプリの下の広告はワンクリックするとアプリ作成者に1円から10円程度のお金が入ってきて、その単価のコントロールも出来るとか。アプリ作成時にネット広告会社のSDKを埋めておくようです。
私の講義は学生からの質問に全部答えるというスタイルです。広告メディア概論だと
http://tezuka-gu-ict.jp/teachers/nakanohideo/admedia2015/index.html
の配布資料に質問もあります。質問に答えるかたちで繰り返し伝えしながら理解を深めてもらおうという意図もあります。
http://tezuka-gu-ict.jp/wp2/nakanohideo/sample-page/
に他の講義もあります。
で、やっと本題ですが、学生からの質問というかコメントで多いのがアプリの下や全面で出る広告がうっとうしい。Youtubeの最初の広告が邪魔とかいうものです。確かに邪魔ですが、プロフィットモデルがこれなので、テレビの民放モデルの話をしたり、大きくはビジネスモデルやプロフィットモデルとはそもそも何かと説明しています。iPhoneアプリの場合は無料アプリ100に対して有料アプリのDLが1とかで、学生から見ると有料アプリも購入している私は変な人でしょうか。まあ有料アプリもいいものはいいし、お金を払うだけの価値があれば買ってみたらと言うのですが基本は無料のようですね。無料だから広告ぐらい我慢しろともいうのですが、やなものはやなわけです。
このスマホの広告も反発は多いようなので、いずれ違うかたちのものがでるか、法律ができるか業界の自主規制になるかは見えないところですが、欧州ではすでに問題になって議論が始まっているとFacebookのどこかで読んでURLは保存しているので、講義もそれを見せて解説したりしています。http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20151107-00051228/

プライバシーのEUとアメリカの違いとか、日本での議論や法律の進み方を講義の中でも混ぜているので、教材としては学生にも身近でわかりやすいようです。いずれにしてもネットの歴史はまだこれからなので皆で作っていくのでしょうね。おじいさんも頑張ります。

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